髪の主成分、ケラチンを簡単に摂取する方法

2018.4.28

髪は何でできているか、みなさんご存知ですか?
人体を作り上げているのは主にたんぱく質です。髪もまた、同じように主成分はたんぱく質。その中でも沢山のアミノ酸が結合した「ケラチン」が髪の主成分です。

しかし、このケラチンを合成するアミノ酸の中には、必須アミノ酸と言って生命維持のために必ず必要でありながらも体内で作ることのできないアミノ酸が含まれます。
それでは、その必須アミノ酸はどのようにして体内に取り込むべきなのでしょうか。
答えは簡単。「食事で摂る」です。

髪の主成分であるケラチン、ひいてはケラチンを合成するアミノ酸をきちんと体内に摂取すれば、材料がそろって髪は育ちます。反対に、これらのアミノ酸が足りてなければ髪は傷んだり育たなかったりするわけです。

今日はそんな、髪が強く育つための髪の主成分「ケラチン」について、ケラチンとは何か、ケラチンが不足するとどうなるのか、ケラチンを多く含む食材は何か、についてお話しします。

美しさの素はケラチンよ

ケラチンってなに?

ケラチンとは一言でいうと「たんぱく質」

8種類のアミノ酸が結合してできた成分です。毛髪トラブルについてインターネットで調べるなどすると「ケラチン」という言葉が出てくるかと思います。
世の中には多くのアミノ酸・たんぱく質が存在し、人体もたんぱく質が主成分です。中でもこのケラチンは髪の主成分なのです。

ですから、髪について調べると「ケラチン」という言葉が出てくるわけです。
ケラチンは、髪はもちろん、爪や皮膚の角質層を作る成分です。弾力性があり、水分を含んで繊維状の細長い形をしています。絹や繊維といった他のたんぱく質にはほぼないとされている「システイン(シスチン)」というアミノ酸を15%程度含んでいるのも特徴です。

また、グルタミン酸やアルギニンといった、皆さんも聞いたことがあるであろうアミノ酸も含んでいます。

システイン(シスチン)、グルタミン酸、ロイシンを筆頭に、アルギニン、セリン、アスパラギン酸、ヒドロキシプロリン、ヒスチジン、スレオニン、メチオニン、トリプトファン、フェニルアラニン、アラニン、バリン、チロシン、グリシン、プロリン、とこれだけのアミノ酸が合成し、ケラチンを作っているのです。

ケラチンは髪の主成分と言いましたが、髪の70%ほどを占めます。数字で見ると、いかにケラチンが髪に大事なものなのかお分りいただけるかと思います。

特にシステインはケラチンの約15%を占めています。システイン(シスチン)は美肌効果や老化から体を守る成分とされています。

グルタミン酸はケラチンの約14%を占める物質。こちらも美肌効果があり、脳を活性化させる作用があるとされています。

ロイシンはケラチンの約10%を占め、髪に作用するだけでなく肝機能を高めたり筋肉を強化したりする働きがあると言われています。

人体を作り上げ、生命を維持するアミノ酸にはさまざまな働きがあることもわかります。

変色はダメですよ。

ケラチンが不足するとどうなるの?

それではケラチンが不足するとどうなるのでしょうか。ケラチンは髪の主成分ですから、当然ながら髪に異常が現れやすくなります。

また、ケラチンが不足するということはケラチンを合成するアミノ酸が不足しているということです。ケラチンを合成するアミノ酸の中には、体内では作れないけれど生命を保持するために必要な必須アミノ酸も含まれますから、髪だけでなく体全体に対して悪い影響が出るでしょう。

ケラチンが不足すると髪はツヤを失います。細くなったり弱ったりもするでしょう。髪の成長が遅くなるのもケラチンが不足していると起こり得ます。

髪の主成分、つまり材料がないわけですから、材料がないものから髪を作れるわけがないのです。そうすると髪の毛が作りだされる速度は遅くなったり、作られなくなったりします。そうすると、弱ったり細くなったりするだけでなく、薄毛という頭髪トラブルにまで発展するのです。

パサつくのはケラチン不足なの!

あああああ

ケラチンの中に多く含まれるアミノ酸の「システイン(シスチン)」は、分子内に硫黄成分を持ちます。難しい言葉では「含硫アミノ酸」と言ったりもします。

システイン(シスチン)は髪にそもそも含まれているメチオニンというアミノ酸からも合成されますが、このメチオニンは体内で合成されない必須アミノ酸なのです。

難しい話になってしまいましたが、つまり、体内で作ることはできない、だけど髪が作られて育つためには必ず必要なアミノ酸ということです。

もっといえば、必須アミノ酸とは動物が生命を維持するために必要なアミノ酸のことですから、髪のためだけでなく生きるために必要なのです。
そうなると、メチオニンを体外から経口摂取するほかありません。

メチオニンを取り込んで、システイン(シスチン)を合成するためには、大豆製品、小麦粉(全粒粉)、牛乳、たまご、肉、魚、レバーといった主にたんぱく質を食事で摂るとよいでしょう。

あらゆる食材に含まれているといっても過言でないのがシステイン(シスチン)とメチオニンなのです。WHOによるとシステイン(シスチン)とメチオニンの1日の摂取推奨の量は体重1kgあたり15mgとされています。体重60kgの方でしたら900mgですが、これはバランスの良い普通の食事をしていれば充分に摂取できる量です。

しかし、厳しい食事制限を課すような過度なダイエットをされている方は、推奨量を摂れてない可能性もあります。

過度なダイエットをする方が毛髪のトラブルを訴えることがあるのは、このシステイン(シスチン)とメチオニンが不足しているから、と考えることもできます(過度なダイエットをする方はアミノ酸だけでなく、全体的な栄養素が不足しています)。

また、グルタミン酸はみなさん耳にされたこともあるかと思います。いわゆる「旨味」成分としても有名です。出汁として使われている昆布や椎茸、魚介類に含まれています。出汁として使用するのももちろんよいですが、昆布や椎茸そのものを食べるのもよいでしょう。

他にも、トマトや緑茶、ゴマやチーズにも含まれています。普段の食事でも簡単に摂ることができますね。

ロイシンもさまざまな食材に含まれています。たたし、ロイシンは過剰に摂取すると免疫が落ちることもありますから、とにかく摂ればいい、というものではありません。
特に、牛肉・アジや鮭、乳製品、レバーなどはバランスよく摂り、過剰でも不足でもない程度にするのがよいでしょう。

これらのアミノ酸は、特別な意識をしなくても日々の食事で摂ることができるようなものばかりです。とはいえ、加工食品やインスタント食品などに頼っていると、やはり必須アミノ酸は不足しがちになります。

満遍なくいろんな食材を食べるように、バランスの良さを意識することは大切です。

健康的なのが一番ね。

ケラチンを摂取できるサプリメントはあるの?

ケラチンを摂取するサプリメントはあるのでしょうか。
インターネットで調べてみると一目瞭然、市販のサプリメントの中に「ケラチン」を含むサプリメントは多数存在します。また、アミノ酸のサプリメントもあり、食事での摂取が難しい方、バランスよく摂取したい方に向いています。

そもそもケラチンは、経口から摂取されたたんぱく質が体内で分解され、そして体内でケラチンとして生成されます。

経口からたんぱく質を含む必須アミノ酸を摂取することは大切と先ほど述べましたが、体内で分解されたたんぱく質をケラチンに生成させることができなければ、髪の主成分には変身してくれません。
そこで必要なビタミンとミネラルが「ビタミンB」と「亜鉛」です。

ビタミンBは経口摂取したたんぱく質を分解してアミノ酸にするために必要なビタミンです。
ビタミンBはカツオやマグロや鮭といった魚類、青魚と呼ばれるサンマなどに含まれます。他にも、牛のレバーやバナナにも含まれます。
特にビタミンB6が不足すると、せっかく摂取しているたんぱく質もアミノ酸にうまく分解されません。

たんぱく質がアミノ酸に分解されると、次に18種類のアミノ酸が合成してケラチンになるわけですが、ここで必要な成分が亜鉛です。つまり、ケラチンの素となるアミノ酸を摂取していても、ビタミンB6や亜鉛が不足しているとケラチンに変身しないわけです。

亜鉛を多く含む食材で有名なのが牡蠣です。他に、あわびや、スルメ、豚のレバーや高野豆腐、アーモンドや落花生に含まれています。

牡蠣なら5つほどで必要な亜鉛を摂取することができますが、牡蠣を毎日食べるのも無理があります。

まずは食材での摂取を目標とし、足りない分はサプリメントで補給するのも方法です。ビタミンB群や亜鉛のサプリメントはドラッグストアなどで簡単に手に入れることができます。

まとめ

髪の主成分「ケラチン」は、体内では作り出せない必須アミノ酸を含むアミノ酸が合成して出来上がるものです。
ケラチンは経口摂取したたんぱく質が体内でアミノ酸に分解され、そして18種類のアミノ酸が合成してできあがるものです。
ですから、たんぱく質を中心にケラチンの原材料となるアミノ酸を含んだ食材を摂取しましょう。
また、アミノ酸に分解されて、ケラチンになるためには、ビタミンBや亜鉛も大切なビタミン・ミネラルです。
バランスの良い食事にサプリメントをうまく組み合わせると、体内でケラチンが生み出され、強く艶やかな髪へと変容していくでしょう。

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